現在、第5部が佳境に入ったところで……同時進行している第2部の続編。
フィヨちゃんとレーギャルンさんが神々の戦いに巻き込まれてえらいこっちゃ!ってところですね。
今後の展開についていくためにぼくも第2部を見返しているところなのですが、そこで面白い設定をいくつか発掘しました。
ここで取り上げてみたいと思います。
名付けて、知られざる神器の世界〜!
どっかで聞いたことあるぞこんな番組。
今回取り上げるのは、2部のヒロイン・フィヨルムちゃんの愛槍「レイプト」!
実はいろんな機能が付いてるって、ご存知でしたか??
▼ 不滅の炎を消すことができる!
なんと、実はあんまり知られていませんが、スルトさんの「不死不滅の炎」といわれる絶対に消せない炎を消火する能力があります!
私の【氷槍レイプト】なら、
あの炎を消すこともできるでしょう。
私もお手伝いさせていただきますね。(第2部 3-5章より)
街に燃え広がる「不滅の炎」をフィヨルムちゃんが消す姿が目撃されております。
このあと無事に消火活動が終わったことから、どうやらフィヨちゃんが口から出まかせを言っているわけではなかったようです。よかったよかった。
なお、炎は消せてもスルトさん本体にダメージを与えられないという致命的な欠陥を抱えています。
レイプトの制作者はいったい何を思ってこんな機能を付けたのでしょうか。
たぶんドジっ子のフィヨちゃんのことなので、失敗作だと知らずにつかまされたのでしょう。そうにちがいない。
ちなみにこの設定はこれ以降出てきません。
▼ 救難信号機能付き!
こちらは1-5章での一幕。
エクラのブレイザブリクが光り、指し示す先には……なんと倒れているフィヨルムちゃんが。
フィヨちゃんのレイプトもFEH名物のぴかぴかエフェクトで光り輝きます。
そうです。レイプトとブレイザブリクは共鳴してぴかぴかするのです。便利!
これでスルトさんに大敗してもお腹が空いて行き倒れてても安心ですね。たまたま通りかかったエクラに助けてもらいましょう。機能が限定的すぎる。
やっぱり武器がゲーミングにぴかぴか光るのはロマン! ってことで搭載したんでしょうか。
原理も動機も謎です。
ちなみにこの設定はこれ以降出てきません。
▼ レイプトに悲しき過去……
人を惹きつける人間とは輝かしいだけではなく、後ろ暗い過去も持ち合わせているものです。
ここではさらにレイプトの魅力に迫るべく、悲しい過去も掘り下げてみましょう。
これを知ればきっとあなたもレイプトのことを好きになる!
- スルトさんを倒す「氷の儀」をフィヨちゃんが執り行うが、なぜか儀式をしたフィヨちゃんの武器ではなく……居合わせたエクラのブレイザブリクに力が宿る。そこはレイプトに譲ってあげてもよかったのでは。
- 待望の武器錬成によって弱化無効を搭載! だがフィヨちゃんの追加スキル「攻撃守備の連帯」と噛み合わず、お詫びに2度目の追加スキルがアップデートされるという異例の展開に。武器錬成の歴史に伝説を残した。
- 開花英雄フィヨちゃんが誕生。絶氷ニフルを得て斧重装に! レイプトは投げ捨てられた。
というわけで、レイプトはなんか曰く付きの業物らしいですね。このへんの経緯を見るに。
2部の序盤ではわりとレイプトの機能が強調されていて、いかにも「フィヨちゃん唯一無二の神器」って描かれ方をしていたように思います。
しかし中盤以降、急な路線変更が起こった模様。
とくにキーアイテムになることもなく、氷の儀ともとくに絡むことはなく、フィヨちゃんのクラスチェンジとともに捨てられてしまうことに。おのれニフル。
ちなみに、想いを集めて「遠き日の誓い」では、フリーズ兄さんとフィヨちゃんとの会話でレイプトの名が挙がっている。
フリーズ
「お前に預けたレイプトのことか?」
フィヨルム「はい。氷槍レイプトは大いなる力を秘めたニフルの神器…
本来なら私ではなく、兄様がお持ちになるべきでは…」
フリーズ「前にも言った通りだ。その槍に一番ふさわしいのは
フィヨルム…お前だ。」
復唱しましょう。
「レイプトは大いなる力を秘めたニフルの神器」
ものすごく過大評価な気がする……
いやまぁ、遠慮離反撃できる武器って、当時基準だと
このへんしかないのですごいといえばすごいのだが……そーゆー戦闘力的な話ではなくてですね、なんかシナリオ的なギミックといいますか……なんといいますか……
ただし、初期からあるアルフォンスくんの「フォルクヴァング」だったり3部〜5部までの主要キャラが持つ神器にもとくに権能がないあたり、相対的にレイプトはかなり恵まれているといえます。
少なくとも第2部では「よっしゃ!ヒロインの神器もなにかしら活躍させたるで!」っていう意気込みを感じます。
5部で「魔剣グラム」にシナリオ的な出番を奪われた「リュングヘイズ」ですが、こちらも最後になにか一発花火を打ち上げることはできるのでしょうか。
そういう視点でストーリーを追ってみても、面白いかもしれませんね。