ツイッターで見かけた「小説AI」サービスをご存じでしょうか?
小説の書き出しだけ入れれば、あとは勝手に機械が続きを書いてくれる……というWebサービスです。
人間には到底思いつかないような小説を書いてくれるということで大きな話題を呼んでいます!
▼ ご利用はコチラからどうぞ。
ここに「FEHのシナリオの一部を突っ込んだら、どんな話をAIが書いてくれるんだ????」って好奇心で、早速試してみました!
▼ チュートリアルで試してみた
アンナ「ああっ! 良かった! この世界に来てくれてありがとう! 異界の大英雄様!
古の伝承の通り、あなた様こそが、滅亡に瀕した
この国を救う救世主として……
……って、あれ? あなた、本当に伝説の英雄?
なんか、そうは見えないんだけど……
え? ここはどこ、って……?
あなた、一体どこの異界から来たの?
ここは……」アクスファイター「いたぞ、殺せ!」
アンナ「くっ……エンブラ兵がもうこんなところにまで……
あなたは下がってて!
敵は私がなんとかするわ!」
まずは第1部……よりも前の、チュートリアルより。
みなさん、このテキストを覚えてますか?
ぼくはこのためだけに別端末にFEH入れました。チュートリアルってどこから発掘すれば読めるのかわかんなかったから……
内容こんなだったっけ? と思わなくもない。最初期のことって忘れるもんですね。
さあ、AIくん。ここから先はきみの出番だっ!
お手本のようなチュートリアルを見せてくれ!
エクラ「いや、私も戦う。この世界のことはよく知らないが、このままでは君たちが危ないんだろう?」
アンナ「そ、それはそうだけれど……でも、あなたの剣の腕じゃ…… きゃああ!?」
エクラ「ぐふぅ……だが、まだだ……私は死なんよ」
なんかこのエクラ勇ましいな…………
みんなのエクラ像がガラガラと崩れ去っていく音が聞こえます。無口キャラどこ行った。
なんだか先行きが不安になってきました。
短い文章しか出力されないので、さらに続きを書いてもらいましょう。
エクラ「うおおおぉ!!」
アンナ「な、なんてこと……たった一撃で、あの数を全滅させたというの……?」(あれから、どれくらい経っただろうか)
(おそらく、半日以上は戦っているだろう。だが、一向に敵の数が減らない。むしろ増えている気さえする)
全滅させたけど全滅していなかった。ナンダコレ……
ちょっと続きが気になるヒキだったので、もうちょっとだけ書いてもらいましょう。
▼ 初心者必見! これがFEHチュートリアルだ
アンナ「ああっ! 良かった!
この世界に来てくれてありがとう! 異界の大英雄様!
古の伝承の通り、あなた様こそが、滅亡に瀕した
この国を救う救世主として……
……って、あれ? あなた、本当に伝説の英雄?
なんか、そうは見えないんだけど……
え? ここはどこ、って……?
あなた、一体どこの異界から来たの?
ここは……」アクスファイター「いたぞ、殺せ!」
アンナ「くっ……エンブラ兵がもうこんなところにまで……
あなたは下がってて!
敵は私がなんとかするわ!」
エクラ「いや、私も戦う。この世界のことはよく知らないが、このままでは君たちが危ないんだろう?」
アンナ「そ、それはそうだけれど……でも、あなたの剣の腕じゃ…… きゃああ!?」
エクラ「ぐふぅ……だが、まだだ……私は死なんよ」エクラ「うおおおぉ!!」
アンナ「な、なんてこと……たった一撃で、あの数を全滅させたというの……?」(あれから、どれくらい経っただろうか)
(おそらく、半日以上は戦っているだろう。だが、一向に敵の数が減らない。むしろ増えている気さえする)
エクラ「はぁ、はぁ……」
アンナ「大丈夫!? どこか怪我をしていない!?」
エクラ「問題無い、かすり傷程度だ」
アンナ「そんなわけ無いわよ! ほら、腕だって血だらけじゃない!」
エクラ「構わんさ。私の体は特別製」
エクラ、なんか改造人間になっとる………
なんで腕血だらけなのにかすり傷とかすぐバレる嘘つくの。
「私の体は特別製」じゃないんですよ。そもそもあなたに剣の腕なんか期待して召喚してないんですよ。ブレイザブリクを使え。
というわけで、AIに書かせたところ不死身のエクラが異世界転移して無双する話になりました。
これは次も期待が持てそうですね……!
さぁ、つづきましてあのムービーにもなった激アツシーンから!
▼ 第3部「真の名は」で試してみた
アルフォンスくんが敵将リーヴの真名を見破る回ですね。FEHきっての衝撃シーン!
これでリーヴくんやアルフォンスくんのファンも増えたことでしょう。ぼくもそう。
抜粋するのはコチラです。
リーヴ「すべてが終わった後、ヘルは言った。『死者の数の帳尻を合わせよ』と。
異界で一人が死ねば、僕たちの世界の一人は死なずにすむ……
シャロンの、民たちの、みんなの死をなかったことにできる……
だから、僕はヘルと契約したんだ。君たちの世界を滅ぼし……僕たちの世界を救う」
アルフォンス「馬鹿な……僕が、そのためにヘルの配下に……?
正気とは思えない……!」リーヴ「そうだね。僕はとうに狂っている。
僕のせいでシャロンは死に、隊長は死に、民は皆死んだ……エクラまで……
正気を失うには、十分だ」アルフォンス「……!」
今このテキストを読んでも切なさが込み上げてきますね。屈指の名エピソード。
さて、小説AIの仕様はだいたいわかりましたね?
全部出力してきたので、まとめてどどーんとお出ししますよ。
GM「そのあとどうなったかって? 普通なら、そのまま君は捕まるだろうね。でも、君の体から発する光が、君が闇の眷属であることを証明していた。
そして、それを見ていた人たちも証言した。
『この人は、俺たちを守るために戦ってくれた!』
『あなたのおかげで助かったわ!ありがとう!』
『お前なんて死んでしまえ!!』
『私たちの英雄様~!!』
みたいな感じで、みんな君のことを英雄扱いだよ。
それを聞いた陛下やエクラたちも君を助けようとしたけど、もう遅い。結局、君はそのまま牢獄行きさ。
そんなときだったよ。君の前に一人の女の子が現れたのは……。」
リリス「えっ!?誰ですか?」
アレン「まさか……」
ルーク「いやぁああああ!!聞きたくない!!」
フェリクス「ここで新しい敵とかいらないからな!!!」
すげー怒涛の勢いで打ち切りにむけて書きました、みたいな内容だ!
まだまだ書くつもりだったのに打ち切り宣告された漫画家みたいな。
待ってくれ。ツッコミどころが多すぎる。
なんで声援に混じって「死んでしまえ」て罵倒入ってるの。最後にFEにちゃんと登場したネームばかり出てるのはどーゆー技術なの。ルークくんだけキャラ変わってない?? ぜんぜんツッコミが追いつかない。
というわけで、小説AIくんの精度はなかなかのものです。ぼくたちには真似できない飛躍力だ。
リーヴくんの名エピソードもこのザマ。
さて、サクサク行きましょう!
次の内容はコチラ!
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