今回はロナンの武器、「義憤の弓」についてみていきたいと思いま〜す。
まず「義憤」は、「正義・人道の行われないことを憤ること。」(広辞苑 : 第六版)らしいです。知らなかった...恥ずかしい(*ノωノ)💦
で、名詞 : 「義憤」は英語で"indignation"、形容詞 : "indignant"です。indignant自体は「憤慨した、怒った」という用いられ方が多いです。
【構成】
indignant = in + dignant ≒ not + worthy,proper,fitting(値する,適切な,穏やかな)
まず、"in"の部分を見ていきます。ここでの"in"は例えば、ミッションインポッシブル(mission impossible)のinの部分に見られるように、「否定」の意味を持ちます。
次に"dignant"の部分を見ていきます。"dignant"は"worthy"(価値のある)に相当すると書きましたが、もっと遡れば印欧語属の"dek"にその起源を見いだせるそうです。"dek"の意味は「持つこと、受け入れること」。
この時点で、indignantは「受け入れ難い ≒ 立腹した」という意味を持つことに納得できますね(≧∇≦)b
【追伸】"dek"= 「受け入れること」
「ドグマ(教義)」という言葉を聞いたことはないでしょうか?この言葉も語源は同じ"dek"だそうです👀‼️
人間は、何かを受け入れるときには納得や共感が必要です。だから、「持つこと、受け入れること」には「自分にとってそれは聞くに値する、共感するに値する」≒「自分にとって価値がある」という脳内処理が必要。これを踏まえると、
"dek" = 受け入れること ⇆ 価値がある
という意味の飛躍は納得できる……はず
難しいね〜……疲れちまったよ_(:3」∠)_
【引用・参考】
①英語語義イメージ辞典 大修館書店・政村秀實
②indignant | Origin and meaning of indignant by Online Etymology Dictionary