FEヒーローズ近況日誌

れぐるすが気ままにFEヒーローズをプレイしている様子を記録していくブログです。

ストーリー更新! VS夢の国、最終局面!

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すべてが夢になる。

夢の国アルフ編、完んんん! ご愛読ありがとうございましたあっ! FEH先生の次回作にご期待ください!

 

というわけで大4部ストーリーの最終章「現」が更新されましたね。

いろいろと最後の最後になって急展開してびっくりした方も多かったのでは。毎度のこととはいえジェットコースターすぎた。

じっくり自分の中で咀嚼したいので、せっかくですから1個ずつ見ていきましょう。

 

 

シャロンちゃんとピアニーちゃんがついに会話。

 

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最後の最後になって……ついに……!

シャロンちゃんとピアニーちゃんがまともに会話してくれました!

これだよこれこれ。

後半PVで情報が匂わされてから、ずっとずっとこの時を待ってたんですよ。ほんとにここまで長かった!

 

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シャロンちゃんも妖精になる「夢の蜜」を飲む手前というか、候補だったことが明かされました。

すんでのところでピアニーちゃんが「代わりに飲んじゃった」ようですね。

フレイヤさまの奴隷というか傀儡というか道具になるところを救ってくれた……と。

シャロンちゃんは今の今まで、その事実も、友達だった記憶も忘れていたようです。全部幻のように消えてしまっていたと。

 

夢の世界の儚さだったり、幼いゆえの過ちだったりがこれでもかと語られていますね。これが4部のテーマだったのかな。

 

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でもそこはさすが! 主人公の妹!

過去を過去のままにしたくないと。まぁ結局夢は覚めちゃって、いったんお別れになるのですが……はあー諸行無常

いやでも、最後の最後にはピアニーちゃんもフレイヤさまの一時の迷いで復活果たして大団円になるので、まぁまぁまぁ。

なんだかんだハッピーエンドだからヨシ! 心の中の現場猫がそう言っている。大丈夫だ、問題ない。

 

 

▼ 個人的にココ好きポイント。

 

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個人的にこのあたりの会話が大好きなので、シャロンちゃんとピアニーちゃんの会話を引用しておきますね。

 

 

「わたし、もう友達をなくしたくないんです!

小さい頃、あんなに仲良しだったのに、それなのに……

わたし、あの時のあなたの名前も思い出せないんです。
薄情ですよね、冷たいです。でも……

だから、もう忘れたくない、あなたのこと……!」

 

ここの会話はとくにシャロンちゃんがうわ言のように言っていた「英雄友達、略して英友100人欲しいんです!」っていうアレ。

うわっ!なんか小学1年生みたいなこと言ってるこの子!なんか危なそう! ……って思ったりもしました。うん、なんか筆舌に尽くし難い怖さがあったよ、初対面のシャロンちゃん。

その設定を補完する過去が出来上がったといいますか、なんといいますか。

 

昔、親友と遊んでいた記憶は忘れちゃったけど、心のどこかでぽっかりと空いた穴を満たすために「英友づくり」にこだわっていたと。そう捉えることもできるわけです。

そう考えてみると、すごく憂いが漂ってくるというか。エモい話だなぁ。

初期のわけわからんまま陽キャ陽キャしてたシャロンちゃんの設定がここにきて掘り起こされるとは思わないじゃないですか! いやぁ、堪らないですね!

 

 

シャロン……

泣かないで。これ、あげる。

お花の指輪。一緒に遊んでた頃、あなたが私に作ってくれたの。私の宝物よ。

 

あなたは私に大切なものをたくさんくれたの。今だってそうよ。

今あなたがくれた言葉はここにあるもの。
私の胸の奥の、大切なところに、ずっとね……

忘れるってことは、なかったことになるわけじゃない。
あの花園で会った時から、私たちはともだち。そうでしょ?

 

でも、そうね……
あなたがもしも、私のことを憶えててくれたら……
私たちはまたどこかで会えるかもね。

だから、ね。二人でそうお祈りしましょ。
それでもう安心。

ふふっ。もしほんとに、そうなったら嬉しいなぁ……」

 

そして、ピアニーちゃんの返しがこちら。

彼女の言葉どおり、エピローグではフレイヤさまのありったけの奇跡のパワーで復活したピアニーちゃん。

みごと、シャロンちゃんとの再会を果たすのでした。「昔いっしょに遊んでた幼馴染」として。

 

「友達100人作る」ことを否定するわけじゃないけど、個人的にはやっと本当の意味でシャロンちゃんに「友達」ができたんだなぁって。そう思います。

やっぱりぼく個人としては、たくさんの友情よりも、たったひとりの親友のほうが大切なんじゃないかなぁと思うので。

 

それはそれとして、今回のことをきっかけにシャロンちゃんには「真の友情」で結ばれた英友100人っくりに励んでもらいたいですね。そうなったら素敵だなぁ。

 

 

「夢はいつか覚める。子供は大人になる……それでいいの。

幸せな夢を見た子は、起きた時、少しだけ幸せな気持ちになれる。
だから、夢は消えても無駄じゃない。なかったことにはならない。」

 

ここで語られてることが今回のテームとしては全てなんじゃないですかね。

子供が一歩大人に踏み出す物語。

それはシャロンちゃんもそうだし、フレイヤさまも、ほかの妖精たちも。

エクラくんは………………

 

いや、エクラくんはちがうな! なんか夢の中で「アルフォンス王子は死んだの」って大嘘つかれて「それを現実にしたくなかったら一生寝てなさい」って脅されてただけだもんな。

子供も大人も関係なかったわ。エクラくんのフィジカルもメンタルもすでにカンスト済みよ。

悪夢から覚めてアルフォンスくんが死のうと妖精さんが死のうとビタ一文たりとて揺らぐことはなかったわ。

やっぱりエクラくん、魔王なんじゃないか????

人の心がこの人にあるのか疑惑。

 

 

▼ 結局どこまでが夢だったの問題。

 

で、前述でも挙げましたが………

 

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結局のところ、アルフォンスくんが死んだことになってたのはフレイヤさま渾身の虚言だったの?? エピローグから読み解くかぎりはそれっぽいですね。

夢から覚めてほしくないがために、フレイヤさまが頑張って頑張って頭を悩ませた結果、「そうだアルフォンス王子が3部ストーリーのあとで死んだとブラフを張っておこうぜ。念のために」ってことなんじゃないかと。

そんな……! 最後の最後に自分が追い込まれることを見越して、まさか一番最初の段階から布石を打っておいたというのか……っ!?

「ストーリー考案者の意図」を棚に上げて、すべてフレイヤさま目線で見てみたら、何気にとんでもないことをしているのである。さらっとリスクへの保険をかけているのである。ライアーゲームの秋山さんもびっくりの頭脳派じゃないかフレイヤさん。

 

つまり、「アルフォンスくんが死んだ夢を見させられて絶望したと思い込んでアルフォンスくんに成り代わってる設定の夢を見させられていた」というのが真相なのでしょう。

 

いや、ややこしーわ!

 

 

また、シャロンちゃんは妖精だったの? 王女だったの? ということについては、残念ながら最後まであやふやのままです。

もしかしたらこれすらも「エクラくんが見ていた悪夢」でしかないのかもしれない。

なぜなら、夢の中に登場していないはずのアルフォンスくんまで「三日三晩、夢を見ていた」らしいので。

そもそもエクラくんが体験した夢がシャロンちゃん、アルフォンスくん、アンナさんも同じように体験していたのかさえ怪しいと。そーゆー話になってくるわけです。

 

つまり、シャロンちゃんが妖精さんと取り替えっこ遊びをしていた事実すらフレイヤさまが夢で見せた大嘘かもしれない」と、そーゆーことです。

 

いや、ややこしーわ!(2回目)

 

 

どうにも夢と現実の境目があやふやすぎて「結局どういうことなんだってばよ?」状態で幕引きのようです。

なんか世にも奇妙な物語を読まされていたよーな感覚である。狐につままれたというか。

 

まぁでも、妖精さんだけは「夢の世界の住人」なので、どんな夢を見ていたとしても設定が共通しているのでしょう。

それすらもちがうかも……とか言い出したら、フレイヤさまの存在自体が危ぶまれてしまいます。

フレイヤさま=エクラくんの弱い心であると言い換えれば、それはそれで面白い設定になるかもだけど。

 

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なんにせよフレイヤさまが最後に見せた一時の気の迷いは、最後の締めくくりとしてはすごく良かったですね。

ずーっと「お兄様か、お兄様以外か」とか言わんばかりの態度で、おまえはホスト界の帝王かよみたいな態度だったフレイヤさまが、いざ他の取り巻きたちがいなくなったらちょっと寂しくなっちゃった、っていうのは人間臭くていいなぁ。可愛げがあるなぁこの人、と思っちゃった。

 

3部みたいに結局みんなみんな死んでしまった、というデスゲーム系展開よりはずっと良い読後感だったんじゃないでしょうか。

むしろあっちが殺伐としすぎてたから、今回はかなりマイルドにしたのかも。バランスって大事。

とはいえ、今回はいつにもまして「尺が足りない」……そんな製作陣の悲鳴が聞こえてくるようだ……

展開が巻きに巻きすぎてて、伏線らしい伏線がすべてこの章で拾うことになってましたもんね。

たぶんアルフォンスくんの真相とか、もーちょっとなにか転がす予定だったんとちゃいますか……?

フレイヤさまの悪あがきブラフにしてはあまりにも破天荒すぎるというか。フレイヤさまってそんな機転が効く人だったんだと思ってしまった。すべてはアルフォンスくんが最後に夢オチにしたばっかりに………

 

 

あれ、ところでシャロンちゃんも夢の蜜を飲ませる候補だったということは………

実はシャロンちゃん、めちゃめちゃ家庭環境に難があったのでは………?

他のフレイヤさま配下たちが、みんな揃って劣悪な幼少期を過ごしたのも偶然とは思えないですし、なにかしらシャロンちゃんにも通じるものがあったのでは…………?

 

やだ、今回のストーリー一番の闇がシャロンちゃんならびにアスク王家説、あるぞ。なにこのホラー。超こわい。